パンフレット活用のススメ(コラム)

高校生向けの採用パンフレットとは?

2019.04.02

高校生向けの採用パンフレットの目的は、適切な職業選択と円滑な就職活動です。

そもそも大学生向けと高校生向けの採用パンフレットでは内容の構成が違い、高校生の就職活動は、一人一社制と言われ、学校側が生徒の推薦やフォローをしながら基本、1社だけに応募する制度・慣行が一般化しています。

それに対し、大学生の就職活動は、複数の採用企業と交渉の末、採用されるため、採用パンフレットの使い方、構成内容とターゲットにも違いがあります。

高校生に向けた採用パンフレットの制作にあたり、どのようなポイントに注意すればよいか、企業側が大切にすべきポイントをご紹介します。

三者三様の見方と総合的な訴求力が必要

採用戦線を迎えた自社にとってパンフレット配布後の動きが大切です。

担任の先生からの推薦に向けて。

生徒の仕事への適正を判断されるのは担任の先生や学校側が行います。
採用パンフレットを手にしたとき、適性の判断材料として、また、どのような魅力があるかが分かりやすいことは、他社への推薦のしやすさにつながり、自社にとって有利な展開をつくります。
そのため、学校側や、担任の先生に向けた構成が必要です。

「安心して預けられるのか」など保護者に向けて。

基本的に高校生本人の意思を尊重しますが、保護者が共感し、納得できる提案で安心していただくことが求められています。文章やデザインを使い、できるだけ具体的な形で提示。「安心して預けられるのか」など保護者の問に納得できる解答を出すことが大切です。

「意思を後押し」高校生本人に向けて。

採用パンフレットでは就職希望者である高校生が主人公です。本人の成長をサポートできる環境と、仲間や先輩の存在などの提示による共感ポイントを用意。本人の意思を後押しする形で提案することが大切です。

これらのことから仕事に関する知識経験に乏しい学生が、適切な職業選択と円滑な就職活動をされるためには、総合的に訴求力のある採用パンフレットが必要となります。

確かな「軸=コンセプト」が総合的な訴求力を作る。

コンセプトは、高校生向けの採用パンフレットにとっても重要です。
コンセプトが固まっていると、ブランディング、コンテンツ設計、デザインなど、たくさんの要素に一貫したアプローチができ、訴求力や、共感のシーンを生み出せます。


引用:伊藤忠商事『ひとりの商人、無数の使命』

こちらは伊藤忠商事のコーポレートメッセージです。

高校生に向けたコンセプトに限らず、「経営理念」」や「企業理念」に基づく理念の延長線上で、求職者の君に向けて「こう思ってもらいたい」という考え方によって決まります。

高校生という、大卒よりも若い世代に向けて伝えるメッセージは、より分かりやすく、明確に伝えていかなければいけません。

まとめ

今回は、高校生向けの採用パンフレットの基本的な部分についてご紹介しました。
高校生に向けたメッセージは、「先生」「両親」など、第三者の目を通して伝わることが多く、高校生自身には、分かりやすい情報提供のノウハウが必要となります。

自社の魅力をしっかりと伝えるために、こういった伝わる経路と、伝えるためのパンフレットの工夫をしっかりと行い、適切な職業選択と円滑な就職活動の一助にして頂ければ幸いです。

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